2023年09月27日
「ロケルマ」説明会

本日は、アストラゼネカ株式会社MRさんより、高カリウム血症改善剤 「ロケルマ懸濁用散」 の説明会をして頂きました。
・約半世紀ぶりの新規経口高カリウム血症治療薬。(2020年5月発売)
・微細孔構造を有する陽イオン交換化合物で、水に懸濁して服用すると、腸管内でカリウムを選択的に吸着する。
・既存の陽イオン交換樹脂製剤(アーガメイト、ケーキサレート、カリメート)と違う非ポリマー無機陽イオン交換化合物であり、片栗粉のような製剤のためそのまま服用すると誤嚥する可能性がある。しかし45mlの水(水分制限がなければもう少し多めの水でも問題ない)に懸濁すると無味無臭で少し舌にざらつきが残る感じはありましたが、そんなに気にならない程度で飲みやすい製剤でした。
・非ポリマーであるため腸管内で膨張することがなく、ポリマー性吸着薬による便秘や腹痛、腹部膨満感の軽減が期待できる。
・陽イオン交換樹脂製剤の適応は「急性および慢性腎不全による高カリウム血症」ですが、ロケルマの適応は「高カリウム血症」であり、薬剤性(RAAS阻害薬等の副作用)による高カリウム血症や、バナナ等のカリウムを多く含む食品を多く摂取しすぎることによって起こる高カリウム血症にも推奨との事でしたが、常識的に考えるとやはりCKD(慢性腎臓病)患者さんに使われるのが一般的なような気はしました。
・重大な副作用は「低カリウム血症」と「うっ血性心不全」
・薬価が5g(1日用量)で1042.1円/包と陽イオン交換樹脂製剤より高い。
高価だけがネックになってる気がしますが、それ以外では非常に利点のある薬剤であると感じました。腎臓内科の医師がメインで処方されると思いますが、経過を追っていきたいと思います。
・約半世紀ぶりの新規経口高カリウム血症治療薬。(2020年5月発売)
・微細孔構造を有する陽イオン交換化合物で、水に懸濁して服用すると、腸管内でカリウムを選択的に吸着する。
・既存の陽イオン交換樹脂製剤(アーガメイト、ケーキサレート、カリメート)と違う非ポリマー無機陽イオン交換化合物であり、片栗粉のような製剤のためそのまま服用すると誤嚥する可能性がある。しかし45mlの水(水分制限がなければもう少し多めの水でも問題ない)に懸濁すると無味無臭で少し舌にざらつきが残る感じはありましたが、そんなに気にならない程度で飲みやすい製剤でした。
・非ポリマーであるため腸管内で膨張することがなく、ポリマー性吸着薬による便秘や腹痛、腹部膨満感の軽減が期待できる。
・陽イオン交換樹脂製剤の適応は「急性および慢性腎不全による高カリウム血症」ですが、ロケルマの適応は「高カリウム血症」であり、薬剤性(RAAS阻害薬等の副作用)による高カリウム血症や、バナナ等のカリウムを多く含む食品を多く摂取しすぎることによって起こる高カリウム血症にも推奨との事でしたが、常識的に考えるとやはりCKD(慢性腎臓病)患者さんに使われるのが一般的なような気はしました。
・重大な副作用は「低カリウム血症」と「うっ血性心不全」
・薬価が5g(1日用量)で1042.1円/包と陽イオン交換樹脂製剤より高い。
高価だけがネックになってる気がしますが、それ以外では非常に利点のある薬剤であると感じました。腎臓内科の医師がメインで処方されると思いますが、経過を追っていきたいと思います。
Posted by サンジ at 21:24│Comments(0)
│薬局・医薬品
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