2023年08月09日
「トリンテックス錠」 説明会

本日は、武田薬品工業MRさんより、セロトニン再取り込み阻害・セロトニン受容体調節剤 「トリンテックス錠」 の説明会をして頂きました。
2019年11月に発売された比較的新しい抗うつ薬で、SSRIと同じセロトニン再取り込み阻害作用に加え、セロトニン5-HT3受容体、5-HT7受容体及び5-HT1D受容体拮抗作用、5-HT1B受容体部分作動作用、5-HT1A受容体作動作用を有し、ノルアドレナリン、ドパミン、アセチルコリン、ヒスタミンの遊離を調節するのが作用機序の薬剤です。
特徴として
・ デンマークのルンドベック社がレクサプロの次に開発した薬剤(レクサプロの改良版?)
・ 他の抗うつ薬との比較で、うつ病の認知機能改善に有効。
・ SSRI、SNRIは1週間から2週間で効果を認めるが、トリンテリックスは効果を認めるまで約6週間程かかる。
・ 体重増加がほぼなく、SSRIよりも性機能障害の発生率が低い。半減期が長く離脱症状は殆ど無い。
・ 悪心・嘔気の副作用は少ない
・ 10㎎錠と20㎎錠の2剤形だが、割線があり細かい用量設定(5㎎,15㎎)も可能。
適応が「うつ病・うつ状態」だけですが、作用機序を見ると他の適応が追加されてもおかしくない感じもします。日本では発売期間が短いため、そこまでまだ売り上げはありませんが、全世界的にはかなり使用されてるようです。この領域の新製品は少ないため、今後は期待できる製品になるかもしれません。
2019年11月に発売された比較的新しい抗うつ薬で、SSRIと同じセロトニン再取り込み阻害作用に加え、セロトニン5-HT3受容体、5-HT7受容体及び5-HT1D受容体拮抗作用、5-HT1B受容体部分作動作用、5-HT1A受容体作動作用を有し、ノルアドレナリン、ドパミン、アセチルコリン、ヒスタミンの遊離を調節するのが作用機序の薬剤です。
特徴として
・ デンマークのルンドベック社がレクサプロの次に開発した薬剤(レクサプロの改良版?)
・ 他の抗うつ薬との比較で、うつ病の認知機能改善に有効。
・ SSRI、SNRIは1週間から2週間で効果を認めるが、トリンテリックスは効果を認めるまで約6週間程かかる。
・ 体重増加がほぼなく、SSRIよりも性機能障害の発生率が低い。半減期が長く離脱症状は殆ど無い。
・ 悪心・嘔気の副作用は少ない
・ 10㎎錠と20㎎錠の2剤形だが、割線があり細かい用量設定(5㎎,15㎎)も可能。
適応が「うつ病・うつ状態」だけですが、作用機序を見ると他の適応が追加されてもおかしくない感じもします。日本では発売期間が短いため、そこまでまだ売り上げはありませんが、全世界的にはかなり使用されてるようです。この領域の新製品は少ないため、今後は期待できる製品になるかもしれません。
Posted by サンジ at 20:20│Comments(0)
│薬局・医薬品
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