2018年12月28日

仕事納め

年内は今日で仕事納めです。

今年は開局してから10年が経ちましたが、年々、1年が経過するのが速くなってる気がします。振り返るといっても、あっという間の10年間だったので何の実感もありません。もちろん、その間にいろんな事があったんですが、私自身は薬剤師として0から成長するために仕事を取り組んできただけで、周りのスタッフに助けられて10年が無事に経過したんだと思います。

今年は、後半から加入したスタッフの中でも調剤事務の後藤さんが即戦力だったのと、以前から在籍してるメンバーのチームワークで、薬剤師と事務間の連携がスムーズになり、最終的に良い形で1年を終えることが出来ました。経営的に不要なコストの削減に成功したのと、モラルの低下した不要な部分をカットする事ができたため、会社として良い方向になり、スタッフからも雰囲気が良くなったと感謝されました。

個人的には、35歳から毎年1kgずつ増えていた体重を、今年は3kg減量することに成功し、血液検査や諸検査でも異常なく健康面は問題なかったのですが、近視・たまに耳鳴り・姿勢によって手先が痺れる等の老化現象を感じます。

娘を溺愛しすぎて、ブログに薬局と関係ない内容を書くことが増えてますが、それも娘の成長を考えると、あと何年あるかどうかと思ってますのでご容赦ください。仕事は中長期ビジョンが大事ですが、娘に対しては今出来ることを全力でやりたいと思ってます。

薬局に関しては・・・、年末の旅行先で、恒例の1人取締役会議を開催し考えたいと思います。

本年もありがとうございました。来年は1月4日から仕事を開始致します。  

Posted by サンジ at 18:56Comments(0)経営

2018年12月20日

薬剤師会講演会(配合剤が可能にするシームレスな糖尿病治療強化)

本日は、慶応義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科 特任講師 田中正巳先生のご講演でした。

医療経済の適正化のため、国は疾患に対する費用対効果を求めてきており、海外では費用に見合ってない場合は薬物治療を推奨しない等の対策が講じられてるようです。それに対して、生きていくには「生活の質(QOL)」が重要であり、「生活の質」と「生存年数」を1つの指標にした『QALYs(質で調整した生存年数)』で薬剤の価値を計算し、医療経済を考えていくというお話でした。

生活習慣病(糖尿病、高血圧症等)の患者さんは自覚症状がないため、疾患の重大性が認識できず、薬を飲むのがおろそかになったり、薬が増えると症状が悪化したとネガティブに捉えられる事が多いそうです。人間は心地良さや落ち着きを求め、怠惰・緩慢になる習性があるため、頭ごなしに医師は怒るのではなく、患者さんの意見をしっかり聞いて治療を考える事が大事であると。その中でも薬剤数を増やさないためにも、1剤から2剤に増やすのではなく、配合剤への変更することでアドヒアランスの向上に繋がるんではないかと事でした。

講演自体は分かりやすい話でしたが、それを文章で伝えるのは難しい内容でしたね。後半は薬剤師の今後について薬剤師会から話がありましたが、耳にタコが出来るくらい何度も聞いてるネガティブな話でした。薬剤師は人気の職種らしいですが、今の若い人もしくは学生さんは相当の努力をしないと将来は暗いどころか食べていけないんじゃないかと思います。私はかろうじて将来を少し見据える能力があるためにスレスレで第一線で頑張っておりますが、今後は更に努力しないといけませんね。

しかし、今週は年末で超忙しいです。心筋梗塞をおこしそうなくらい休憩なしで仕事をしてます。忘年会はある意味(頑張った)で今週末にやれば良かったとスタッフに話をしました。何とか年末を無事に乗り越えたいと思います。  

Posted by サンジ at 22:52Comments(0)研修会

2018年12月16日

忘年会 ( ホテルセンチュリー静岡 『翡翠宮』 )

本日は、ホテルセンチュリー静岡 中華料理 『翡翠宮』 で忘年会を行いました。
今年は土曜日に開催したので全スタッフが集結できました。 『翡翠宮』は久しぶりの訪問です。新しいスタッフも入社して3か月が経過しますが、初めて一緒に食事をするので、歓迎会も兼ねての忘年会でした。今週は忘年会のピークなんでしょうか。かなり店も賑わっており、お店のスタッフさんも忙しすぎるのか、料理を出すタイミングがばらばらでした。年末でインフルエンザも流行りはじめ仕事も忙しくなってきましたが、普段話さないような会話もして楽しい時間を過ごせました。今年もあと少しですが、風邪に気を付けて乗り越えたいと思います。





  

Posted by サンジ at 07:15Comments(0)会食

2018年12月02日

第51回東海薬剤師会学術大会

本日は、グランシップで開催された 『第51回東海薬剤師会学術大会』 に参加しました。大学院時代は薬学会に行って聴講したり、発表(口頭発表×2回、国際学会でポスター発表×1回)もしましたが、MR時代は興味もなく(医学会の手伝いは多かったですが)、当然、開業してからは自分の都合では休めないため学会に行く事も不可能でした。しかし、なんと今年は家から歩いて数分の距離で学会が行われると。これは行くしかないと思い20年ぶりくらいに学会に参加しました。

「認知症」、「在宅」、「健康サポート薬局」の3つがキーワードの会でした。

10:40~ 特別記念講演 「脳を鍛え認知症を予防する」 東北大学加齢医学研究所 所長 川島隆太先生
「認知症を駆逐しようと思ってます」、「1日にスマホ(ライン)を1時間以上やってる子供は学力が低下するため、どんなに勉強しても社会の底辺を生きていくしかない」等の過激な発言をされてましたが、実際のデータに基づいた話や、これまでの研究と今後の取り組みは素晴らしいと感じました。

12:00~ ランチョンセミナー「薬局イノベーション:ICT導入のビフォーアフター」
写真の豪華な弁当を無料で頂けて、それを食べながら講演を聞けるというありがたいセミナーです。業界が厳しくなってきてるので今後は減っていくとは思いますが、今回はありがたく頂きました。
セミナーは在宅メインの薬局で、環境の変化に忙しすぎて対応できなく、患者情報をアナログ的に管理してるところに、富士通(株)さんが入って情報を整理してくれ、本来の業務以外の仕事量を改善してもらったという話でした。今後は「AI」による在庫管理や「全自動薬剤払出機」等の活用により、従来の薬剤師の業務が減り、専門知識量や在宅訪問が評価されていく時代になるとは思いますが、そういう環境も見据えて、IT企業とのパイプも必要になっていくかもしれません。

14:30~ シンポジウム「健康サポート薬局」
4演題ありましたが、どれも勉強になりました。薬局の立地や周囲の専門医の状況にも恵まれてますが、それに甘んじず素晴らしい取り組みをしてます。厚生労働省からは医薬分業の結果という意味で「健康サポート薬局」を求められ、財務省からは「調剤報酬の実績の結果」を求められており噛み合ってはいません。最近も財務省からの今後の方針が出ましたが、健康サポート薬局とは少し方向がずれてきてます。どちらが正しいとかの問題ではありませんが、それが「健康サポート薬局」の登録を遅らせてる原因でしょう。当薬局も準備をしてますが、行政の様子を見てるのは間違いありません。近隣の専門医院の手前もあったり、地区的にも難しいと感じますが、それも言い訳になるかもしれません。どちらにしろ、最先端を行く必要はありませんが、ある程度の試みはしないと経験が貯まらず後手後手に回っていくのは分かってるため、良い刺激になる研修会でした。




  


Posted by サンジ at 21:01Comments(0)研修会