2019年01月19日
薬物乱用(依存性)頭痛
当薬局は近隣に頭痛専門医院があるため、片頭痛の患者様が多く来局されます。
頭痛の原因は様々であり、痛みの強さ・痛む部位・持続時間など症状も人により異なります。中には、生命が脅かされるような危険な頭痛もあり、また治療法も異なってくるので、そのタイプを鑑別することは非常に重要です。ほとんどの患者さんが、他の疾患のない「一次性頭痛」に分類されますが、それを大きく分けけると①片頭痛、②緊張型頭痛、③群発頭痛の3つに分かれます。
医師が、それぞれの頭痛を分類(複合してる場合もあります)し、予防薬・鎮痛薬が投薬されますが、問題になるのが、市販の鎮痛薬の使用過多による『薬物乱用(依存性)頭痛』です。当薬局においても月に1人は必ず来局されますが、月に10回以上も鎮痛薬を服用してる頭痛患者さんは、薬物の過剰服用が引き金となり、痛みに対する感受性が過敏になる、つまり痛みの閾値が下がってしまい更に薬の過剰服用に繋がっていきます。
・以前はよく効いていた頭痛薬が効かなくなってきた。
・薬をいくら飲んでも頭痛が以前より酷くなってきた。
・頭痛の程度、痛みの性質、痛む場所が変化することがある。
このような症状が現れ、月に10回以上も鎮痛薬を服用してる方は、すぐに専門医を受診した方が良いでしょう。
静岡県の専門医 http://www.jhsnet.org/ichiran.html#shizuoka
また、患者さんから聞きましたが、携帯の頭痛アプリを使うと、天候や周期で頭痛のタイミングが当てはまることが多く、鎮痛薬を飲むタイミングも分かるそうです。他に頭痛ダイアリーをつけると専門医も診断がしやすいですね。
「頭痛-る」 https://zutool.jp/about
「頭痛ダイアリー」 https://zutsu-online.jp/diary/
成人病等の慢性疾患と違って、頭痛は「痛み」という症状が分かりやすい疾患のため、安易に購入できる痛み止めの服用に走ってしまいますが、長期の服用で胃腸潰瘍を起こしたり、効果が減弱し過剰服用になる可能性があるため、特に女性に多いですが、当てはまると感じる方は受診をお勧めします。季節の変わり目・職場等の環境変化・過剰ストレスがきっかけで、元々ある片頭痛が発症するパターンが多いと感じます。
頭痛の原因は様々であり、痛みの強さ・痛む部位・持続時間など症状も人により異なります。中には、生命が脅かされるような危険な頭痛もあり、また治療法も異なってくるので、そのタイプを鑑別することは非常に重要です。ほとんどの患者さんが、他の疾患のない「一次性頭痛」に分類されますが、それを大きく分けけると①片頭痛、②緊張型頭痛、③群発頭痛の3つに分かれます。
医師が、それぞれの頭痛を分類(複合してる場合もあります)し、予防薬・鎮痛薬が投薬されますが、問題になるのが、市販の鎮痛薬の使用過多による『薬物乱用(依存性)頭痛』です。当薬局においても月に1人は必ず来局されますが、月に10回以上も鎮痛薬を服用してる頭痛患者さんは、薬物の過剰服用が引き金となり、痛みに対する感受性が過敏になる、つまり痛みの閾値が下がってしまい更に薬の過剰服用に繋がっていきます。
・以前はよく効いていた頭痛薬が効かなくなってきた。
・薬をいくら飲んでも頭痛が以前より酷くなってきた。
・頭痛の程度、痛みの性質、痛む場所が変化することがある。
このような症状が現れ、月に10回以上も鎮痛薬を服用してる方は、すぐに専門医を受診した方が良いでしょう。
静岡県の専門医 http://www.jhsnet.org/ichiran.html#shizuoka
また、患者さんから聞きましたが、携帯の頭痛アプリを使うと、天候や周期で頭痛のタイミングが当てはまることが多く、鎮痛薬を飲むタイミングも分かるそうです。他に頭痛ダイアリーをつけると専門医も診断がしやすいですね。
「頭痛-る」 https://zutool.jp/about
「頭痛ダイアリー」 https://zutsu-online.jp/diary/
成人病等の慢性疾患と違って、頭痛は「痛み」という症状が分かりやすい疾患のため、安易に購入できる痛み止めの服用に走ってしまいますが、長期の服用で胃腸潰瘍を起こしたり、効果が減弱し過剰服用になる可能性があるため、特に女性に多いですが、当てはまると感じる方は受診をお勧めします。季節の変わり目・職場等の環境変化・過剰ストレスがきっかけで、元々ある片頭痛が発症するパターンが多いと感じます。
Posted by サンジ at 19:26│Comments(0)
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