AQUA薬局のブログ

最近は、患者様から、サプリメントと服用してる薬剤の併用についての問い合わせが増えてきました。国内の患者様アンケート調査でも、薬剤師にサプリメントの相談をしたいという意見が多いそうです。しかし、実際はサプリメントに詳しい薬剤師は少ないと思います。

私はメディカルサプリメントアドバイザーの資格を取っており、ある程度のサプリメントの作用機序や薬の飲み合わせは理解してます。しかし、勉強するほど、サプリメントって本当に効果があるのか？意味があるのか？と思う時が多いです。

今まで自分からサプリメントを患者様に勧めた事はありませんが、患者様からサプリメントを試してみたいと言われたときには、金額面・他の薬との飲み合わせは問題ない・多少効果が期待できると思えば、いいんじゃないですかと答えてます。

患者様によっては、藁にもすがりたく相談してくることもありますので、理論上は意味がないと思っても完全否定はしません。たまに、このサプリメントの服用は無意味だな思ってたら、その患者さんから効いてると言われて驚くこともあります。プラゼボ効果（偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられること）もあるかもしれません。

いろんなサプリメントのホームページを見ると、お試し（7日分、14日分）を安価で購入できる物が多いです。私も興味本位で、今までオルニチン、ミドリムシ等６種類くらいのお試しを自分で試しました。結果は、効果はよく分からず、特に副作用らしき事もなく、続けたら意味があるのかもしれないという感想で終わってます。なぜか、自分が試してるサプリメントを飲んでるときに、患者さんから、そのサプリメントについて質問されることが多く、詳しく答えることが出来てます（あくまでも理論上の話ですが）。

また自分でサプリメントを試したり、気になるサプリメント情報があったら発信したいと思います。  

本日、「健康サポート薬局研修　仮終了証」が日本薬剤師研修センターより送られてきました。
知識習得型研修（e-ラーニング）を22時間、技能習得型研修（集合研修）を8時間の計30時間を終了し発行されました。

研修内容はかなり濃く、現在の薬剤師の置かれてる立場の検証と、今後あるべき薬剤師の姿と必要性を感じさせられる研修でした。
普段から、状況判断に優れ、一定以上の知識と研鑽ができる薬剤師でないと、今後は淘汰されていくのかもしれません。

当薬局では、健康サポート薬局の条件のハードルが高いため、いますぐ申請して掲げることはできません。
ただ、以前から検討してましたので、少しずつ条件を整えており、状況次第で数年以内に掲げられればと思います。

普段の業務だけでも、かなり大変ですが、一歩ずつ進んでいき、住民の方に必要と感じられるかかりつけ薬剤師になりたいですね。


  

薬局とは関係ありませんが、個人的に１週間前に胃カメラをやりました。
10月初旬に、仕事が忙しかったのと身内の不幸が重なったせいか、食欲が無くなり、寝起きと食後に胃が痛むようになりました。

２年前に初めて胃カメラをやった時には「萎縮性胃炎」と診断され、その時に医師から年に１回は検査をするようにと言われました。
当然、仕事で休みをとれるわけがなく放置してましたが、40歳を超えると不安もあるので、妻に頼んで家の近くで土曜の午後からやってるところを探してもらいました。前回は大腸カメラも一緒にやったため、日曜日に診療してるララポート横浜クリニックまで行き検査をしてもらいましたが、今回は胃カメラだけなので近隣で探しました。

妻から今月末にやってくれるところを見つけた！と連絡があったので、医院のホームページを検索したら知ってるドクターでした。
というか、出身大学の水泳部の同期でした・・・。（本人の了解を取ってないので、医師名は伏せます）

私は昭和大学薬学部の出身です。昭和大学は医歯薬学部の学生が１年時は同じ寮で一緒に１年暮らし、2年時からも同じキャンパスで生活するため学部の垣根がなく、仲がいいです。水泳部は同学年の男性が５人しかいなかったので、知り合いどころではありません。

早速、連絡してみたら、急を要する患者さんと判断して頂いたのか、翌日に胃カメラをやって頂きました。
私が最後の患者さんでしたので、診察後は30分くらい近況報告や昔話に花が咲きました。
医師は、昔と話し方も、笑い方も、しぐさも変わりなく、少し老けただけでした。２年前に静岡に来て医院を継承したそうです。
20年ぶりの再会でしたが、私は出身が横浜で実家から大学に通っていたため、医師も私が静岡に住んでるとは思ってなかったようです。

ちなみに検査結果は、少し食道裂孔ヘルニアが見られるが、他は全く異常はないとの事で、次の日から、あっさり食欲が戻りました。
下手な知識があると悪い方に思い込んでしまいますが、まずは検査をしないと分かりません。
体の事で気になることがあったら、かかりつけ医に相談、または専門医を受診するか、分からなければ最寄りの薬局や、かかりつけ薬局で相談するといい思います。  

今日は清水薬剤師会の研修会に参加しました。
ほぼ毎月、研修会は開催されますが、用事がない限りは参加してます。
日曜日に実施される県の研修会にも参加することが多いです。
興味がない演題だなと思っても、話を聞いてみると、何かしら得ると感じることが多いからです。

今日は「好酸球性炎症について」南清水メディカルクリニック木内先生のご講演でした。
演題から、偏った内容の話かと思いましたが、春・秋に流行ってる風邪のタイムリーな話題で勉強になりました。
木内先生の講演は何回か聞いてますが、話が上手で説得力があります。
具体的な症例や薬の使用法を専門医から聞くと納得してしまいます。
明日から、違う角度で喘息患者さんや咳の患者さんを見ることが出来そうです。